2008年07月21日
羅門しか知らない霊の恐怖 第四話『続・見えない我が子を背負う母』
昨日の夜11時半頃、私は主人が帰ってくるのを待ちながら、夜食の支度をして待っているときに、子供の部屋の戸が突然ガラッと開いたのです。私が気づいて見に行くと、まさに長男がパジャマ姿のまま、玄関の戸を開けているところでした。玄関の引き戸が、妙に引っかかりながらガラガラと開いて、長男は表へ出て行ったのです。
「どこへ行くの? 何をしているの?」と私は大きな声で長男に呼びかけましたが、あっという間でした。家の前の道へ長男が飛び出したのです。私は長男を引き留めるために玄関を飛び出したのですが、それと同時に凄い音がしました。本当に凄い車の音がしたのです。私が見たときには、既に長男は車の後輪に片足が絡まって倒れており、血だらけでした。私は長男の名前を叫びながら、必死にかがんで、地べたに這いつくばって長男を引きずり出しました。そして、長男に何回も声を掛けましたが、返事はしません。血だるまでした。
近所の人が救急車を呼んでくれて、まもなく長男は病院に運ばれていったのですが、その車の運転席の横で、茫然と力無く立ち尽くしていたのは、私の主人でした。主人はワナワナと震えて、顔から血の気が引き、救急車が来ても何が来ても、自分の息子をこんな形で轢いてしまったショックで、動くこともできなかったのです。長男は病院へ運ばれましたが、この2、3日が大事な時間だとお医者様に言われました。
「先生、助けてください。うちの子を助けてください。お願いします」
と、Aさんは悲痛な表情で私に訴えました。
私はお話を聞いて絶句してしまいました。私は1ヶ月ほど前に初めてAさんとお会いしたとき、長男の行動には十分気をつけるようにお話をしましたが、そのようなことが必ず起こるとまではいかなくても、起きる可能性が非常に高い、何か嫌なことが起きると感じていたのです。そういった現象こそが「霊の障り」なのです。
この世に生まれることができなかった、Aさんの男の子の霊は、一体何をしたかったのでしょうか。やはり、自分の存在を教えたかったのでしょうか。
とにもかくにも、私は長男のために必死で祈りました。この世に生まれてくることができなかった男の子の霊に対して「勘弁してやってください、これで勘弁してやってください。どうか命は助けてやってください。あの子には何の責任もないのですから」という「詫び行」をいたしました。
そして1週間後にやっとAさんから連絡があり、片足の筋肉などが半分以上なくなってしまったものの、命だけは助かりそうだとのことでした。
それからしばらくは何事もなかったのですが、一年ほど過ぎた頃でしょうか、三たびAさんが私を訪ねて来たのです。私はAさんに「しばらくですね、ご長男は元気ですか」と挨拶をしました。
心なしか、やつれたように見えるAさんは、私に言いました。
先生、その節は本当にありがとうございました。あれからちょうど一年が経ちます。長男は命からがらですが、生きております。ただ、松葉杖がなければ歩けません。それでも長男の命が助かって良かったと思っています。本当に先生のおかげです。ありがとうございました。
ああそれから、先生にお話ししておかなければならないことが1つあるんです。
半年ぐらい前に、主人が一通の手紙を置いて家を出て行きました。その手紙には「すべて自分が悪かったんだ」と書いてありました。必死に探しましたが、どこへ行ったのか、どこでどうしているのかわかりません。いまだに行方不明です。ただ、主人の机の中に、富士五湖の樹海の地図がありました。その樹海の地図が決め手だと私は思っております。でも、そこへ主人を探しに行く元気はもうありません。そこへ探しに行ってしまったら、私も二度と帰れなくなる気がするのです。そして、そんな勇気も気持ちも、もうありません。
そこでAさんとの話は終わりました。
とても怖い話ですが、人間は、自分自身がしたことに対して、償わなければならない時があるのです。そういう現象がいつ来るのか、それは誰にもわかりません。その人によるでしょう。ただ私は、そういった霊現象は必ずあるということだけは、お教えしておきます。これは皆さんを私が脅かしているわけではありません。脅かす理由もありません。ただ、霊というものは、生きていても死んでいても、霊は「魂」そのものなのです。どうか理解してください。その霊の気持ちになって考えてみてください。
次回また、夜にお会いしましょう。
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コメント一覧
1. Posted by 岡山県民
2008年08月03日 20:32
こんばんわ
見えないわが子を背負うのは母親だけなんでしょうか?
ずっと気になっている事なんですが…
我家でも生まれて来なかった子供がいます。
妊娠数ヶ月でお腹のなかで死んでしまった子がいます。
同じ時期に義姉が妊娠し、事情で堕胎してたのでその子
が呼びに来たのかな?と話していました。
その後、引越しをして地域の斎場の近くに引っ越しました。
斎場の近くには墓地が沢山あり、その中に道路が通ってい
ます。夜中に車に家族全員乗ってそこを通過して家に帰る
事があるのですか、家に帰って寝ようとする時に、誰かを何
処かに忘れた来たような気がするのですが、それは見えな
い我が子が何らかのメッセージを送っているのでしょうか?
見えないわが子を背負うのは母親だけなんでしょうか?
ずっと気になっている事なんですが…
我家でも生まれて来なかった子供がいます。
妊娠数ヶ月でお腹のなかで死んでしまった子がいます。
同じ時期に義姉が妊娠し、事情で堕胎してたのでその子
が呼びに来たのかな?と話していました。
その後、引越しをして地域の斎場の近くに引っ越しました。
斎場の近くには墓地が沢山あり、その中に道路が通ってい
ます。夜中に車に家族全員乗ってそこを通過して家に帰る
事があるのですか、家に帰って寝ようとする時に、誰かを何
処かに忘れた来たような気がするのですが、それは見えな
い我が子が何らかのメッセージを送っているのでしょうか?
2. Posted by
seisonji
2008年08月04日 10:34
岡山県民さん
------------------------
お生まれにならなかったお子様がいらっしゃるということですが、これはあなたの自発的な考えや、ご主人のお考えで、大切な魂を死なせてしまったということではございません。やはり、時には体の不調とか、その胎児の不調とか、そういうことは世の中にはあります。すべて悪い方に結びつける必要はございません。まして、義理のお姉さんの問題は、あなたの問題ではございません。そういう結びつきをお考えになることは、絶対に必要ありません。それは、あくまでも義理のお姉さんの問題です。子供が呼びに来たのかなとお考えであるようですが、そんなことは絶対にありません。
それからお引っ越しの件ですが、これも一切お気になさる必要はないと思います。誰かをどこかに忘れた来たような気がするとか、見えない我が子のメッセージといったことも、まったく関係ありません。被害者意識のような気持ちは、持たない方が良いです。まったく関係ございません。そうお考えいただきたいと思います。
この先、安心して、ご家族でお幸せな生活をしてください。このように、あなたは心から魂のことを心配していらっしゃるということは、心の綺麗な、優しいお方だと確信いたします。
どうか、お幸せにお暮らし下さいませ。何かございましたら、いつでもご相談に乗ります。
羅門
------------------------
お生まれにならなかったお子様がいらっしゃるということですが、これはあなたの自発的な考えや、ご主人のお考えで、大切な魂を死なせてしまったということではございません。やはり、時には体の不調とか、その胎児の不調とか、そういうことは世の中にはあります。すべて悪い方に結びつける必要はございません。まして、義理のお姉さんの問題は、あなたの問題ではございません。そういう結びつきをお考えになることは、絶対に必要ありません。それは、あくまでも義理のお姉さんの問題です。子供が呼びに来たのかなとお考えであるようですが、そんなことは絶対にありません。
それからお引っ越しの件ですが、これも一切お気になさる必要はないと思います。誰かをどこかに忘れた来たような気がするとか、見えない我が子のメッセージといったことも、まったく関係ありません。被害者意識のような気持ちは、持たない方が良いです。まったく関係ございません。そうお考えいただきたいと思います。
この先、安心して、ご家族でお幸せな生活をしてください。このように、あなたは心から魂のことを心配していらっしゃるということは、心の綺麗な、優しいお方だと確信いたします。
どうか、お幸せにお暮らし下さいませ。何かございましたら、いつでもご相談に乗ります。
羅門
3. Posted by 岡山県民
2008年08月04日 11:19
羅門様
早々のご回答ありがとうございます。
人にも相談できず、1人で悩んでいたのですが羅門様の
言葉を聞いて心の中が晴れた感じです。
本当にありがとうございました。
早々のご回答ありがとうございます。
人にも相談できず、1人で悩んでいたのですが羅門様の
言葉を聞いて心の中が晴れた感じです。
本当にありがとうございました。







